2016年1月18日月曜日

2016 年は MVNO の通話割引に期待?

先日、ITmedia に MVNO の通話料金割引の仕組みを解説する記事が出ていましたので、紹介します。
「IP 電話」や「中継電話」の通話料金はどうして安いの?(http://www.excite.co.jp/News/mobile/20160113/Itmedia_mobile_20160113108.html)

MVNO のデータ通信料金は安いのに、音声通話料金が安くならない理由

  • ズバリ、データ通信設備はMVNO自社設備を使うが、音声通話設備はキャリアの設備を使っているため、音声通話料金を MVNO 独自に設定することができない。

MVNO の音声通話設備に、MVNO自社設備を使う方法は?

  • 「IP 電話」を用いる。「IP 電話」では、MVNO が保有するデータ通信設備を使うことができるため、通話料金を MVNO で設定することができる。但し、音声通話設備を使った場合に対して音声品質が劣る。
  • 「中継電話」を用いる。「中継電話」は「第三者課金サービス」を使い、MVNO が保有、もしくは、提携事業者が提供する音声通話設備を必ず経由させ、キャリアの音声通話設備と接続している。料金は中継電話会社が設定することができ、キャリア側には30秒あたり2円程度の「接続料」を 支払えば良い。音声通話設備を使うため、音声品質は維持される。

MVNO が音声通話設備も保有して、全国レベルでサービスを実現することは不可能では?

ITmedia の記事を踏まえて、私はこの結論に達しました。「MVNO が音声通話設備も保有して、全国レベルでサービスを実現することは不可能」ということです。ということは、MVNO が音声通話定額サービスの実現も不可能と思います。

最後に

昨年、総務省より”「スマートフォンの料金負担の軽減及び、端末販売適正化に関する取り組み方針」の策定及び携帯電話事業者への要請(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban03_03000255.html)”
がなされ、料金負担の軽減策がキャリアより発表されようとしています。
あまり実効のない見せかけだけの策ではなく、現キャリアが保有している3つのサービス
(携帯電話販売、音声通話サービス、データ通信サービス)を分離し、それぞれの組み合わせをユーザが自由に選択できるようにしてくれませんか?
そうすることで、SIM ロックフリーの端末の選択の自由、音声通話サービスの選択の自由、データ通信サービスの選択の自由が実現でき、携帯電話料金負担の軽減が図れると思います。

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